【簡単に解説】失語症とは?訪問リハビリでコミュニケーション支援!

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交通事故などの脳の外傷や、脳梗塞など脳の病気が原因で起こる言語障害です。脳の障害される場所にもよりますが、聞く、読む、話す、書くといった言葉の働きに不具合が生じます。相手の話す言葉の理解や、言葉、文字で自分で表現するのも困難になるため、コミュニケーションに支障が出てしまいます。

例えば、「おはよう」とあいさつする時…まず連合野で言葉を話そうという意思が起きます。次に大脳の左前頭葉にある運動性言語中枢(ブローカ野)から運動野に命令。すると、話そうとする言葉に必要な声帯や口唇、舌、口蓋、顎などの構音器官の筋肉を動かし「おはよう」と発声する事になります。

例えば「おはよう」とあいさつされた時…耳から入った音の情報は聴覚野を経て感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)に伝わります。そこで音が言語として認識され、聞いた言葉が何を意味するのかを理解します。聞いた言葉の理解に、もちろん聴覚が正常なのは前提になります。

障害の程度で変わりますが、聞いた言葉の意味の理解が難しくなります。また、自分が話そうとする言葉と違う言葉を言う錯語(さくご)、言葉(特に物の名前)が思い出しにくくなる喚語困難(かんごこんなん)もみられます。代表的な症状に、運動性失語と感覚性失語とがあります。

話を聞いた内容は理解しますが、話そうと思った言葉がうまく出ません。バナナを見て「これは何?」と聞かれれば、質問の意味は理解できるのでバナナと答えようとはします。しかし、自分が何を言うのか分からなくなったり、リンゴと違う単語を言ったり、言葉の表出の部分に問題が生じます。

会話の中で言葉を話す事に関しては、自分の考えの通りの言葉は出ます。しかし、相手の話す言葉の意味の理解は難しくなり、全く的外れの応答になりやすいです。例えば、「おはよう」という挨拶に対し、「私の名前は○○です」と答えるなど、会話が成立しにくくなります。

「話す・聞く・読む・書く」事が困難な方に、言語や聴覚の機能回復やコミュニケーション能力の向上を支援します。障害を持っても自分らしく地域で暮らしていくのに極めて重要な事になります。訪問リハビリは生活の場に直接出向きます。家族や周囲の人達との会話で実際に悩んでる事、困り事に直接支援する事ができます。

どのような質問でも大丈夫です。お困りの方は八尾市 にじリハ訪問看護ステーションの方まで、是非お気軽にお問合せ下さい。

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