終末期ケア専門士という資格をご存知ですか？私は１年前まで知りませんでした。終末期ケア専門士とは2020年に日本終末期ケア協会（JTCA）によって新設されて認定資格です。終末期ケア専門士はエビデンスの基づくケアの実践に加え、倫理観を育てるためのプログラムもあり、ケアの引き出しを増やし、利用者さん１人１人を尊重したケアを提供できるようになることを目的としています。去年たまたま、調べものをしているときに、終末期ケア専門士という資格があることを知り、新人の頃から現在も訪問看護で終末期ケアに携わってはいますが、今一度、エビデンスを学びなおし、自分の知識をアップデートしたいと思いました。
しかし、調べてみると、応募期間のぎりぎり、そして試験まで１ヵ月くらいしかなかったのです💦試験は200ページくらいある、テキストの中から出題されるという内容です。どうする？１ヵ月しかないない💦勉強が間に合うか💦と思いましたが、えーい！一か八か受けてみたれ！と思い、試験に応募しました。終末期ケア専門士の公式テキストを購入し、届いた日から毎日勉強しました。もちろん、ある程度の終末期に関する知識は、経験とともにありますが、スピリチュアルの部分など自分の知識があまりない所もあり、また、学生の頃に習ったきりで忘れてる部分も多々あり💦しかも我が家には当時保育園児が２人いたため、仕事終わってから家で勉強する時間を確保するのは難しいという現状💦前年度の合格率は６５％。10月に試験を受けて、11月に合否の紙が届きました。無事に合格することができましたー😊
終末期ケア専門士の資格を取得する前と、取得した後では、私自身に終末期ケアに対する考えが少し変わったかなーと思います。やはり、エビデンスをより理解した上で終末期ケアができるようになり、利用者さんや、家族さんに対して以前よりも多くのケアの提案ができるようになったかなと思います。また、より多方面から対象の利用者さんを理解しようと考えるようになったのではないかと思います。終末期ケアは答えのだせない問題も多々あり、私自身も日々悩みながらですが、少しでも利用者さんやご家族によいケアを提供できたらいいなと思い取り組んでいます。
今回、終末期ケア専門士を取得するにあたり、改めて終末期ケアについて学び直してすごく勉強になりました。終末期ケア専門士のさらに上、終末期ケア上級専門士という資格もあるため、今後、そちらの取得も目指していきたいなーと思っています😊
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