【分かりやく解説】誤嚥と誤嚥性肺炎とは?

 2022年3月2日  最終更新日時 :2022年3月3日 にじリハ花子

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誤嚥とは?

飲食物や唾液が気管に誤って入ってしまう事を医学用語で誤嚥といいます。健康な人でも食事の時や睡眠時に気管に入りそうになる事はありますね。そういう人達はムセて誤嚥した物を食道に運んでゴックンするか口から喀出したりしますよね。正式には、声門を超えて誤嚥物が気管に入らない事、喀出したときの事を喉頭侵入。気管・肺に流入する事を誤嚥と呼び方を使い分けます。

喉頭侵入なら気管に入らないのでまだ良いのですが、誤嚥を繰り返すと良くない事は想像できると思います。口の中には、沢山の細菌がいますよね。誤嚥するという事はその細菌が飲食物に引っ付いて肺の方へ運ばれます。すると肺に炎症が起きて肺炎になってしまいます。

誤嚥性肺炎とは?

口の中の細菌の誤嚥がきっかけで肺に入りこんで起こる肺炎の事。

1度誤嚥性肺炎になると繰り返し発症するのは想定される事が多いです。その辺は転倒・骨折と一緒ですよね。下肢筋力が低下すると転倒し骨折。治療して治ったとしても下肢の運動機能は低下してしまう事も多く再び転倒して骨折。こういう悪循環は想像つきやすいと思いますが結局のところ誤嚥性肺炎も同じなんです。

一度誤嚥性度肺炎になると抗菌薬で治療します。治ったとしても嚥下機能が低下していると誤嚥を繰り返す可能性はあります。そうなると再び誤嚥性肺炎になります。そこで抗菌薬で治療して治るけど誤嚥を繰り返し肺炎になって・・という事を繰り返します。どんどん体力も弱っていって寝たきり状態になってと悪循環ですよね。悪循環を断ち切る為には食事摂取をしている状況の見直しや嚥下機能の訓練を行う事、つまり、嚥下リハビリテーションが必要になってきます。

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